【資産形成】戦略3 個別株投資

株式投資
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個別株投資の最大の魅力は、なんといっても高いリターンが期待できる点です。購入時から株価が2倍、3倍、さらには10倍と成長すれば、大きな売却益(キャピタルゲイン)を得ることができ、短期間で資産を伸ばすことも不可能ではありません。さらに、個別株ならではの配当金(インカムゲイン)も魅力で、定期的な配当収入は安定した資産形成の土台となります。
 もちろん、投資先を慎重に選ぶ必要はありますが、成長している企業を適切な価格で購入できれば、インデックス投資を上回るリターンを実現できます。株式投資に本気で取り組む覚悟がある方には、個別株への挑戦をおすすめします。実際、私自身の資産形成も個別株投資が中心であり、そのメリットを大いに感じています。
 個別株投資に本気で取組む姿勢のある方に私の個別株投資への考え方を紹介したいと思います。

個別株投資で資産形成を加速させるために必要な考え方と戦略

 個別株投資は、資産形成のスピードを大きく引き上げる可能性を秘めています。しかし、その一方で、銘柄選定や投資判断を誤ると、大きな損失を抱えるリスクもあります。
 ここでは、私が個別株投資を中心に資産形成を行ってきた経験をもとに、個別株で成果を出すための考え方や戦略を詳しく紹介します。「本気で資産を増やしたい」と考えている方にとって、再現性のある投資プロセスになるはずです。


1. なぜ個別株投資は高リターンが狙えるのか?

 まず理解すべきは、個別株投資は企業の成長に直接賭ける投資だということです。

 インデックス投資は市場全体に幅広く投資するため、大きく損をしにくい一方で、大きく跳ねる銘柄の恩恵を受けにくい特徴があります。S&P500であっても、リターンの多くは上位5社の成長企業によって押し上げられていますが、その他企業のリターンによりも平均化されてしまいます。

一方、個別株投資では、将来有望な企業を見極め、その企業の成長によって得られる恩恵をほぼダイレクトに受け取ることができます。

  • 営業利益、当期純利益が成長し続ける企業
  • 革新的な技術を持ち、大きな市場を開拓している企業
  • 競争優位性(ブランド力、特許、業界No.1)を持つ企業

こうした企業の株価は、数年で2倍、3倍、5倍、10倍へと成長する可能性があります。

もちろん、すべてがうまくいくわけではありません。しかし、成長企業を適切な価格で見つけて投資できれば、インデックス投資が生み出すリターンを大幅に上回ることは十分可能です。


2. 個別株投資の本質は「企業のオーナーになる」こと

個別株投資を行う上で、私が最も重要だと考えていることは、
“株を売買するのではなく、企業を買いその企業のオーナーになる” という意識を持つこと です。

 多くの人が株価チャートだけを見て上がりそう・下がりそうと判断しがちですが、これは投機に近い行動です。個別株で安定して成果を出すには、企業の価値を正しく理解し、その価値に対して現在の株価が割安かどうかを見極める必要があります。

私が銘柄分析で特に重視しているポイントはこちらです。

① 事業内容が理解できるか?

 自分がよく理解できないビジネスには投資しない — これは投資家の基本姿勢です。
説明できない会社に大切なお金を投資できません。また株式市場全体の暴落により大きく株価を下げることはよくあることです。投資している企業を理解できていないと株式市場の暴落で不安となり、売却していまいリターンを得られなくなってしまいます。

② 利益が継続的に伸びているか?

 長期で株価が上がる会社の多くは、毎年しっかり利益を伸ばしています。
特に営業利益率、ROEなどは、企業の競争力を見極める指標として有効です。
 毎年利益を伸ばしていいる企業は、利益を伸ばす企業マインド、ノウハウがあり継続して成長する傾向があります。逆に安定して利益が伸場せていない企業には、安定した成長は見込めないと私は判断しています。

③ 参入障壁や競争優位性があるか?

 競合が簡単に真似できるビジネスは長続きしません。
他社が追いつけない強み(技術力、ブランド、独占的なポジションなど)があるかどうかを確認します。 業界No1の企業はその傾向が大きく投資するに値する企業です。

④ 経営者が優れているか?

 経営者のビジョンや実行力は企業の未来を大きく左右します。
決算説明会資料や経営者インタビューを読むことで、企業への理解は大きく深まります。

これらを丁寧に見極めることで、長期的に成長する企業を見つける精度が格段に上がります。


3. 適正価格での購入し、長期で保有する

 どれだけ優れた企業であっても、高すぎる株価で買ってしまえばリターンは限定的になります。
逆に、成長が見込める企業を適正価格で購入できれば、長期的に大きな利益を得られます。

私が意識しているのは以下の点です。

① PER

日本企業の平均的なPERは16程度、またその企業の直近の3年平均PER以下に放置されている場合は、株式市場から割安に評価されています。そのような場合は購入のタイミングです。

また成長企業ほどPERは高くなりがちです。
PERが高い=割高 ではなく、今後の利益成長を株価が先取りしているだけというケースも多いです。大切なのは、その企業の成長率と PER が釣り合っているかどうかです。

  • PER 16 未満
  • 過去3年 平均PER 以下
  • PERと成長率が釣り合っていない

⓶ 配当利回り

配当金は安定した資産形成のベースとなります。 日本企業の平均的な配当利回りは2.3%程度です。私が購入のベースとしているのは配当利回り4%以上、累進配当(減配のない企業)、DOE導入企業また増配率10%以上の企業です。配当利回りが2%台でも増配率の高い企業であれば購入の対象としています。

  • 配当利回り 4.0% 以上
  • 累進配当(減配のない企業)
  • DOE導入企業
  • 増配率 年10%以上

③ 株価急落は購入チャンス

市場全体が不安定になり、〇〇ショックと言われる全体の株価が下がると有望な企業も巻き込まれて株価が下がります。そういった急落局面は購入のタイミングです。
 また良好な決算を発表しても、株式市場の期待する予測に達しななかった場合も、大きく株価が下がる時があります。そのような有望な企業の株価急落局面も購入のタイミングとなります。

④ 長期保有を前提にする

短期の値動きに振り回されると、投資判断を誤ります。
企業の利益成長が継続し企業価値が向上し続けている限り、短期的な下落はむしろ割安で購入できるチャンスです。

このように「適正価格に近いところで買う」という意識が、個別株投資で成果を出すための土台になります。

利益成長が継続している企業の株価は短期的な下落はありますが、長期的に株価は上昇するものです。且つ安定して配当を出している企業であれば、毎年配当金を受けとることもできます。

利益成長企業で安定した配当を行っている企業の株式を購入し、長期保有することで

  • 株価上昇による売却益(キャピタルゲイン)
  • 配当金による利益(インカムゲイン)

を同時に得ることができるのです。



4. 個別株投資のデメリットもしっかり理解する

ここまで個別株の魅力を述べてきましたが、当然ながらリスクも存在します。

  • 決算が悪化すると株価が急落する
  • 経営者交代で企業方針が悪い方向に向かう
  • 市場環境によって株価が影響を受ける
  • 分析に時間と労力が必要

個別株投資は「企業を見る力」が求められます。
そのため、投資に時間をかけられない人や、市場の変動に精神的に耐えられない人は、インデックス投資のほうが適しています。

しかし、
本気で資産を増やしたい方にとっては、個別株投資は大きな武器になる
ということは強調しておきたい点です。


5. 個別株投資を始める人へのアドバイス

最後に、私が個別株投資を始める方に伝えたいポイントをまとめます。

① まずは少額から始める

最初は失敗しても問題ない金額で経験を積むことが大切です。

② 1社を徹底的に調べてみる

企業分析は実際に手を動かすことで理解が深まります。

③ 決算書を読む

P/L、B/S、C/Fの基本を理解するだけで投資判断の精度が格段に上がります。

④ 無理な集中投資は避ける

初めから1〜2銘柄に全集中するのは危険です。
最初は5〜10銘柄程度に分散するのがおすすめです。


企業分析を徹底的に行って、確信が持てる企業であれば、
集中投資を行うことで大きなリターンを得ることもできます。

⑤ 長期的な視点を持つ

株価は短期で乱高下しますが、長期では企業価値に収れんしていきます。
利益成長している企業の株価は長期でみれば、かなり高い確率で上昇するものです。


まとめ:個別株投資は資産形成を加速させる強力な手段

個別株投資は、企業の成長をダイレクトに取り込むことで、資産形成を圧倒的なスピードで進めることができます。
もちろんリスクもありますが、企業を理解し、適正価格で購入し、長期保有するという基本を徹底すれば、インデックス投資だけでは得られない大きなリターンを狙うことが可能です。

私自身も、個別株投資によって資産が大きく成長してきました。
本気で投資に向き合う気持ちがある方は、ぜひ個別株投資に挑戦してみてください。
あなたの資産形成が、より力強く加速することを心から願っています。

 

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