【ETF】とは【S&P500】に投資するならどれ?【おすすめETF5選】

株式投資
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 ETFと投資信託の違いがよく分からないという方に向けて、今回は「ETFとは何か?」をわかりやすく解説し、おすすめのETFを紹介します。
 ETF(Exchange Traded Fund)とは、日本語で「上場投資信託」といいます。
その名の通り、ETFは株式と同じように証券取引所に上場しており、市場で自由に売買できるのが特徴です。投資信託のように「1日1回の基準価額」でしか売買できないのではなく、自分の好きなタイミングで購入・売却できる点が大きな違いです。
 おすすめのETFは、米国を代表する500社に分散投資できる S&P500連動型ETF です。

S&P500 ETF  銘柄コード、信託報酬と管理会社

S&P500に連動する代表的なETFを5つ紹介します。
いずれも信託報酬は 0.066~0.0945% と低水準で、長期保有に適しています。
MAXIS米国株式 (S&P 500)、NEXT FUNDS S&P 500 指数、iFreeETF S&P500は日本の三菱UFJアセット、野村アセット、大和アセットマネジメントが管理するETF、シェアーズ S&P 500 米国株 ETF、SPDR S&P 500 ETFはアメリカのブラックロック、ステート・ストリート・トラストが管理するETFとなります。

ETF銘柄コード信託報酬管理会社
MAXIS米国株式 (S&P 500)25580.066%三菱UFJアセット
NEXT FUNDS S&P 500 指数26330.066%野村アセット
シェアーズ S&P 500 米国株 ETF16550.066%ブラックロック
iFreeETF S&P50022470.077%大和アセットマネジメント
SPDR S&P 500 ETF15570.0945%ステート・ストリート・トラスト

S&P500 ETF 時価総額と設定日

次に、各ETFの運用開始時期と時価総額を見てみましょう。
運用歴の長いETFほど、時価総額も大きくなっていることがわかります。当然、時価総額が大きくなるにつれ、株式と同様に流動性が高く、売買がしやすい傾向があります。

ETF銘柄コード時価総額設定日
MAXIS米国株式 (S&P 500)2558965億円2020年1月
NEXT FUNDS S&P 500 指数2633212億円2021年3月
シェアーズ S&P 500 ETF16551,371億円2017年9月
iFreeETF S&P500224770.7億円2023年5月
SPDR S&P 500 ETF1557103兆4,674億円2011年4月

米国のETFである SPDR S&P500 ETF は世界最大規模の運用残高となっています。
早くから運用を開始しているステート・ストリートやブラックロックのETFが、時価総額面で圧倒的に大きいことがわかります。

S&P500 ETF 年間価格推移と売買単位

次に年間の価格推移と売買単位数を確認しておきます。
2025年10月現在、iFreeETF S&P500は1942円(1口)、NEXT FUNDS S&P 500 指数は4770円(10口)、シェアーズ S&P 500 ETFは7,453円(10口)、MAXIS米国株式 (S&P 500)は29,755円(1口)、SPDR S&P 500 ETFは103,150円(1口)で購入することができます。 
 iFreeETF S&P500、NEXT FUNDS S&P 500 指数、シェアーズ S&P 500 ETFは1万円以下の少額からETFを購入することができます。

ETF2019202020212022202320242025/10売買単位
MAXIS米国株式 (S&P 500)15,79514,61519,44027,09029,7551口
NEXT FUNDS S&P 500 指数255.4235.4312.8435.5477.010口
シェアーズ S&P 500 ETF253.4276.9396.5367.5488.9681.5745.310口
iFreeETF S&P5001,2691,7991,9421口
SPDR S&P 500 ETF35,25038,50054,92050,71067,45093,980103,1501口

S&P500 ETF 年間騰落率

ETF2019年2020年2021年2022年2023年2024年設定来
MAXIS米国株式 (S&P 500)43.07%-7.47%33.01%39.35%192.29%
NEXT FUNDS S&P 500 指数-7.83%32.88%39.23%137.62%
シェアーズ S&P 500 ETF27.98%9.27%43.19%-7.31%33.03%39.39%265.34
iFreeETF S&P50041.77%86.55%
SPDR S&P 500 ETF27.62%9.22%42.65%-7.67%33.01%39.33%830.96%

 次に年間騰落率を確認しておきましょう。
どのETFもS&P500指数に連動しているため、年間の騰落率はほぼ同じ傾向を示します。2019年から2023年はシェアーズ S&P 500 ETF、2024年はiFreeETF S&P500の騰落率が若干ではありますがいいようです。
特に SPDR S&P500 ETF は、2011年4月から運用が開始されており、長期で見た場合に圧倒的な成長を示しています。

S&P500 ETF 配当金月と分配金額

ETFは年に数回の分配金を受け取れるのが特徴です。

ETF配当金月分配金
MAXIS米国株式 (S&P 500)6月、12月256円/1口(130円、126円)
NEXT FUNDS S&P 500 指数3月、9月420円/10口(220円、200円)
シェアーズ S&P 500 ETF2月、8月72円/10口(34円、38円)
iFreeETF S&P5003月、9月79円/1口 (7円、72円)
SPDR S&P 500 ETF3月、6月、9月、12月7.24$/1口 (1.69$、1.76$、1.83$、1.96$)

分配金利回りはおおよそ年1%前後です。
受け取った分配金を再投資するか、生活資金に回すかは自由ですが、
長期的な資産形成を目指すなら再投資がおすすめです。

ETFは投資信託と異なり、分配金を自動再投資できないため、
自分で再投資のタイミングを決められる一方、手間に感じる方もいるかもしれません。
しかし「自分でコントロールできる」という点を魅力に感じる方には、ETFは最適です。

まとめ

ETFは「株式のように売買できる投資信託」です。
特にS&P500連動型ETFは、米国経済全体の成長を取り込みながら、
低コストで長期的な資産形成が期待できます。

初心者の方は、まず少額から始められる
iFreeETF S&P500シェアーズ S&P500米国株ETF がおすすめです。
購入資金をある程度用意できるのであれば、信頼性と規模で圧倒的な SPDR S&P500 ETF に挑戦してみてもよいでしょう。

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